Save to Notionを最大限に活用するコツ|効率的な情報整理の方法とは?

Notionは優れた情報管理ツールですが、外部の情報を手動で取り込むのは手間がかかります。Web上の情報を取り込むなら、拡張機能の「Save to Notion」が便利です。この記事では、Save to Notionの機能や使い方、メリットについて詳しく解説します。
記事を読めば、Notionをより効率的に活用し、情報管理や生産性向上に役立ちます。Save to Notionは、NotionにWebページやスクリーンショットを簡単に保存できる拡張機能です。データベースとの連携やタグ付けなどの高度な機能もあるため、効率良く情報の整理と活用ができます。
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Save to Notionの概要

Save to Notionは、Webコンテンツを直接Notionに保存できる便利な拡張機能です。Chrome拡張機能の一つで、無料版と有料版があります。Webページやテキスト、画像の保存などができ、Notionのデータベースとの連携など、さまざまな機能があります。
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Save to Notionの機能

Save to Notionの機能は、以下のとおりです。
- Webページ、画像のブックマークと保存
- データベースとの連携
- スクリーンショットの保存
- タグやテンプレートの利用
- ハイライトの保存
Webページ、画像のブックマークと保存
Webページのブックマークと保存の機能を使うと、インターネットの情報を簡単にNotionに保存できます。ページコンテンツの保存や選択したテキスト・リンクのみの保存、ページタイトル・URLの自動保存などが可能です。保存時には保存先のデータベースやページを選択できます。
シンプルなBookmark機能
「Clip Action」でBookmarkを選択すると、Webページのタイトル、URL、アイキャッチ画像をNotionに保存することができます。

保存したデータをNotionデータベースで確認するとしっかり保存されていることがわかります。

ページコンテンツも含めたブックマーク機能
「Clip Action」でExtract page contentを選択すると、Webページのタイトル、URL、アイキャッチ画像に加えて、コンテンツ内のテキストと画像もすべてNotionに保存することができます。


タグやプロパティの追加、コメントや注釈の付与もできるため、後から見返す際にも便利です。Save to Notionは、ブラウザのブックマークバーから直接保存できるのも特徴です。保存時のプレビューを見れば、意図した内容が正しく保存されているかを確認できます。
Save to Notionは、インターネット接続が安定している環境で使用できます。Save to Notionを使えば、Web上の情報を効率的に整理し、必要なときにすぐに参照できて便利です。
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データベースとの連携
Notionのデータベースとの連携機能により、Webページの情報を簡単にNotionのデータベースに保存できます。特定のデータベースへの自動追加やカスタムプロパティの設定が可能です。
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情報の整理と管理の効率化には、連携機能が便利です。ブックマークしたいWebページをプロジェクト別のデータベースに振り分けたり、タグ付けして分類したりできます。リレーション機能を活用すれば、データ間の関連付けもできるので、複雑な情報の構造化も簡単です。
データベースのビュー切り替えやソート機能を使うと、保存した情報の整理や必要な情報へのアクセスも容易になります。Save to NotionとNotionのデータベース機能を組み合わせ、効率的に情報管理しましょう。
事前にNotionデータベースを作成していなくてもSave to Notion から自動でデータベースを作成することもできます。
以下は、選択肢の中から「Read Later」 を選択した場合に作成されるデータベースです。


スクリーンショットの保存

スクリーンショットの保存では、以下の機能が使えます。
- Webページのスクリーンショットの直接保存
- 保存先データベースの選択
- タグを付けて保存
- 複数のスクリーンショットの一括保存
撮影した画像は直接Notionに保存されるため、別のアプリを用意する必要はありません。使い方は簡単で、「Clip Action」の中からExtract custom areaを選択すると、保存したい画像を自由に選ぶことができます。選択後は「Save Page」を押せばNotion内に保存されます。

保存された画像はNotion内で以下のように登録されていることがわかります。

タグやテンプレートの利用
タグを使うことで、コンテンツの整理や分類が簡単になります。テンプレートを活用すると、情報入力の手間を大幅に減らせます。タグとテンプレートの活用方法は、以下のとおりです。
- プロジェクト別のタグを利用する
- 優先度や重要度のタグを活用する
- カスタムテンプレートを利用する
活用方法を組み合わせることで、情報管理を最適化できます。タグを使って検索性を向上させたり、テンプレートでワークフローを標準化したりも可能です。タグとテンプレートを活用することで、効果的にNotionでのスケジュール管理やタスク管理、習慣管理ができます。
» スケジュール・タスク管理に!Notionテンプレートの作成方法と活用法
タグの設定方法は以下のとおりです。
- 設定アイコンをクリック
- 「Add New Field」をクリックして、タグに使用するプロパティを追加
- 登録時にプロパティの選択肢が表示されればOK!

登録後はデータベースにタグと一緒に登録することができます。

ハイライトの保存
Webページで一部分のみをNotion内に保存したいときにハイライト機能を利用できます。登録したい箇所のテキストを範囲選択し、右クリックします。選択肢の中から「Add Highlight」を選ぶことでNotionに保存することができます。

Notionのページ内では、範囲選択したテキストが以下のように保存されます。

Save to Notionのメリット

Save to Notionのメリットは、以下のとおりです。
- 作業効率が向上する
- 効率的に情報整理ができる
- デバイス間で同期とアクセスができる
作業効率が向上する
Notionと連携することで、タスクの迅速な記録と整理が可能になります。Webページの情報保存や自動タグ付けなどが効率化されるため、時間を有効活用できます。テンプレートを活用すれば入力時間も短縮可能です。データベースと連携したり、スクリーンショットの保存機能を活用したりすれば、より効率化します。
Notionにまとめれば、必要な情報をすぐに取り出せます。デバイス間でシームレスに情報共有ができるのもメリットの一つです。Notionで情報を管理することで検索したり素早く情報にアクセスできるようになります。リマインダー設定を使えば、タスク管理も効率化可能です。
ブラウザからNotionへの移行もスムーズにできるため、作業の中断を最小限に抑えられます。
効率的に情報整理ができる

Save to Notionを使うと情報を一元管理し、必要な時にすぐに見つけられます。情報整理が効率的になるNotionの機能は、以下のとおりです。
- タグ付け
- データベース機能
- テンプレート
- 検索機能
- リレーション機能
- ガントチャート
- カレンダービュー
- 通知機能
- コラボレーション機能
ガントチャートやカレンダービューを使えば、視覚的に情報を整理できます。自動化機能を活用すれば、情報の分類や整理をより効率的に行えます。コラボレーション機能で、他のユーザーと簡単に情報を共有できます。Notionで情報を一元管理すれば、情報整理の効率が大幅に向上します。
デバイス間で同期とアクセスができる
Notionは複数のデバイスからアクセスできるクラウドベースのシステムです。スマートフォンやタブレット、PCなどさまざまな端末で同じデータを見たり編集したりできます。オフライン時でも編集でき、オンラインに戻ると自動的に同期されます。
同期はリアルタイムで行われ、いつでも最新の情報を確認できるのもメリットの一つです。外出先でもデータにアクセスできるので、場所を選ばず作業できます。デバイス間でシームレスに作業を続けられる点も大きな魅力です。チーム内での情報共有や協力作業にも便利です。
メンバー全員が同じデータにアクセスできるため、コミュニケーションがスムーズになります。Notionのデバイス間同期機能を使えば、いつでもどこでも効率的に作業を進められます。スケジュール管理やタスク管理、習慣管理にも有益な機能です。
Save to Notionのインストールと初期設定

Save to Notionを導入する際の手順は、以下のとおりです。
- Chrome拡張機能「Save to Notion」のインストール
- 初期設定
Chrome拡張機能「Save to Notion」のインストール
Chrome拡張機能は、以下の手順でインストールできます。
» Chrome拡張機能「Save to Notion」のインストールページ
- Chrome拡張機能「Save to Notion」のインストールページを開く
- 「Chromeに追加」をクリックして、インストールを完了する
- 「Save to Notion」の拡張機能をブラウザで固定表示する


Chrome拡張機能のインストールが完了したら、初期設定に進みましょう。
初期設定
拡張機能をインストールした後は、拡張機能のアイコンをクリックして初期設定してください。基本的な設定はNotionアカウントでログインし、保存先のページやデータベースを選択するだけで終わります。基本的な設定が完了したら、好みに応じて保存するコンテンツの形式やタグの設定などをカスタマイズしてください。
初期設定を終えれば、すぐにWebページの保存やスクリーンショットの取り込みなどができます。使い方に慣れるまでは、シンプルな設定で使いましょう。
【デバイス別】Save to Notionの使い方

Save to Notionの使い方を、以下のデバイスごとに解説します。
- デスクトップ
- スマートフォン
» Notionアプリとブラウザはどっちがいい?各特徴と使い分け方
デスクトップ
デスクトップでは、ブラウザのSave to Notionのアイコンをクリックするだけで、Webページを保存できます。保存の手順は以下のとおりです。
- Save to Notion のアイコンをクリックする
- 「Add a Form」をクリックする
- 既存・新規にデータベースを用意して連携する
- 「Save Form」ボタンをクリックして保存
Webページを保存する際に、スクリーンショットの取得もできます。ショートカットキーを活用すれば、素早く保存できて便利です。右クリックメニューからも保存できます。複数のタブやページを一括で保存できる機能もあるので、用途に合わせて活用しましょう。
保存後はNotion内で取り込んだ内容を確認できます。
登録したいページを開いた後に右上の「Save to Notion」のアイコンをクリックします。



保存後にNotionを開き、連携したデータベースに情報が保存されていれば成功です。保存したデータは自由に編集できるので管理しやすいようにカスタマイズしてみましょう。

スマートフォン
スマートフォンではSave to Notionを使うことができません。スマホからWebブックマークなどをするにはNotionアプリのインストールが必要です。インストール後は、Notionアカウントでログインするだけですぐに使えます。
Webブックマークの使い方の手順は以下のとおりです。
- ブラウザで保存したいWebページを開く
- 共有機能からNotionアプリを選択する
- タイトルやメモを編集する
- 保存先を選択する
- 保存する
スクリーンショットや画像も一緒に保存できます。保存が完了したら、Notionアプリで確認しましょう。オフライン時に保存しても、後で自動同期されるので安心です。プッシュ通知でも保存状況を確認できます。ウィジェットを設定すれば、ホーム画面からすぐにSave to Notionにアクセスできて便利です。
外出先でも簡単に情報を保存し、整理できるので、アイデアや重要な情報を逃さず記録するのに役立ちます。
» Notionがスマホで使いにくいと言われる理由と対処法を解説


Save to Notionを使うときの注意点

Save to Notionを使うときの注意点は、以下のとおりです。
- プライバシー設定を確認する
- セキュリティに配慮する
プライバシー設定を確認する
個人情報を守るには、Notionのプライバシーポリシーをよく読み、個人情報の取り扱いについて理解することが大切です。自分の情報がどのように扱われるのかを理解できれば、安心して利用できます。拡張機能のアクセス権限も確認し、必要最小限に設定しましょう。
不要なアクセス権限を与えないことで、情報漏洩のリスクを減らせます。保存するコンテンツの公開範囲も適切に設定します。共有設定を確認し、意図しない情報流出を防ぐことも重要です。漏洩すると不利益になる情報の保存は避けましょう。不要なデータは定期的に削除したり、二段階認証を有効にしたりするのも効果的です。
アカウントの安全性が高まり、より安全にSave to Notionを利用できます。プライバシー設定も定期的な確認と見直しが重要です。常に最新の状態を保ち、安全性を維持しましょう。
セキュリティに配慮する
Notionでの情報管理における基本的な対策は、以下のとおりです。
- 強力なパスワードを設定する
- パスワードを定期的に変更する
- 二段階認証を有効にする
- 公共Wi-Fiの使用を避ける
- セキュリティソフトを最新の状態に保つ
- 不審なリンクやファイルを開かない
- キャッシュとクッキーを削除する
- アカウントの共有は避ける
- 適切な権限設定をする
- 情報を暗号化して保存する
- 定期的にアカウントのアクティビティを確認する
- 拡張機能は公式サイトからインストールする
対策を実践することで、Notionでの情報管理をより安全にできます。セキュリティは常に意識し、最新の脅威に対しても適切に対応することが大切です。
» Notionのセキュリティ対策を徹底解説
Save to Notionに関するよくある質問

Save to Notionに関するよくある質問を以下にまとめました。
- 無料版と有料版の違いは?
- 保存できないときの対処法は?
無料版と有料版の違いは?

Save to Notionのプロプランは、$5.99/月、$49.99/年 の2つのプランがあります。無料版は基本的な機能のみ、有料版はより高度な機能を利用できます。
Save to Notion Proプランに含まれるものは以下のとおりです。
- フォーム数が無制限(無料版では4つまで)
- ワークスペース内の全員がアクセスできる公開フォームの作成
- Notionにアップロードされたすべての画像を取得(スクリーンショットだけではありません)
- Twitterとの統合:スレッドの保存数が無制限
- Gmailとの統合:無制限にメールを保存
- 保存したウェブページの履歴にアクセス
- データベース関連フィールドの選択したページを編集
有料版はより効率的で柔軟な機能を使えますが、無料版でも基本的な機能は十分に利用できます。無料版から始め、必要に応じて有料版にアップグレードした方が効率的です。
» Notionの容量を節約するコツとクラウドストレージとして使うポイント
保存できないときの対処法は?
Notionに保存できないときは、以下の対処法を順に試しましょう。
- ブラウザを再起動する
- ログアウトしてから、再ログインする
- 拡張機能を再インストールする
- キャッシュとクッキーをクリアする
- Webサイトで直接ログインできるか確認する
- インターネット接続を確認する
- 別のブラウザで試す
- セキュリティソフトの設定を確認する
- 拡張機能の権限設定を確認する
対処法を試しても問題が解決しない場合は、Notionの公式サポートに問い合わせてください。専門的なアドバイスを受けられる可能性があります。
まとめ

Save to Notionは、情報管理を効率化できる便利なツールです。Webページの保存やデータベース連携、スクリーンショット保存など、多彩な機能を備えています。さまざまな機能を活用すると作業効率が向上し、スムーズに情報整理できます。
デスクトップとスマートフォンの両方で利用できるため、時間や場所を問わずに必要な情報にアクセス可能です。アクセスがしやすい分、プライバシーとセキュリティには注意しましょう。無料版と有料版は、自分のニーズに合わせて選択することが大切です。
対処法を試しても保存できないときや困ったときは、公式サイトやサポートを確認してください。Save to Notionを使いこなすと、より効率的に情報管理ができます。